*[[イベント情報]](一部の詳細2015年7月〜9月) [#o8b9a413]

**&aname(ev0918osaka){大阪支部・哲学研究会 9月例会}; [#x64a281f]

 日時:9月18日(金)午後6時〜(いつもより30分早くはじめます)
 場所:大阪・JSA大阪支部事務所(天神橋6丁目)
       (大阪市北区本庄東1-6-21大山第2ビル4階)
 
 戦争法案が国会で審議中ですが、なんと、8月に入り大阪市教委が、市立中学校 全129校(中高一貫校除く)が来春から4年間使う歴史と公民の教科書に、 「新しい歴史教科書をつくる会」の元メンバーが執筆に加わる育鵬社版を採択し ました。このような状況の中で、今回は歴史学の専門家に登場していただき「近 代日本の戦争と「自衛権」」についてお話しいただきます。
 
 講師:北泊謙太郎 さん(大阪大学大学院文学研究科)
 テーマ:「近代日本の戦争と『自衛権』」
 講演要旨:
 現在、国会で審議中の安全保障関連法案における焦点のひとつは、存立危機事態
 における集団的自衛権の行使を認めるかどうかにある。国会では、「存立危機事
 態」の定義の曖昧さが議論されているが、国連憲章でも認められているとされる
 集団的自衛権がここまで日本社会で問題とされる背景には、戦前期の日本が、 
 「自衛」の名のもとに中国大陸・東南アジア・太平洋地域に戦線を拡大してっ
 た戦争の記憶と重なるからに他ならない。
  講演では、戦前日本において自衛権はどのように議論されたのかについてまず
 述べ、そして当時の国民はなぜ自衛の名のもとに起こされた戦争を積極的に支持
 したのかについても言及したい。後者に関して少しだけ述べれば、1920年代の日
 本の不況下において、国民の生活を守るという「生活権」確立の主張が、対外的
 には「生存権」(ナチス・ドイツの「生存圏」の類推)と結びつけるかたちで、
 満洲事変以降の日本の戦争を「自衛戦争」と国民が意識するに至ったことが指摘
 できる。現代の「中国脅威論」を想像させるような中国への非難が国民のなかで
 広く共有されていた点にも注意したい。
 連絡先:日本科学者会議大阪支部(06-6373-0051 Fax兼用)
     jsaoskあっとyahoo.co.jp 


**&aname(ev0725kyoto){京都支部・自然科学懇談会}; [#ze813394]
 日時:7月25日(土)13:30〜15:30
 場所:京大楽友会館
 テーマ:19〜20世紀交代期の物理学の展開におけるMax Planck
 報告者:井上隆義さん(科学史、元岩手大学)
 連絡先:JSA京都支部 075-256-3132(Tel/Fax)
     jsa-kbranch3132あっとmbox.kyoto-inet.or.jp

**&aname(ev0723kyoto){京都支部・『日本の科学者』読書会}; [#f970688c]
 日時:7月23日(木)15:00〜17:30
 場所:JSA京都支部事務所
    (京都市中京区二条通り寺町東入ル 榎木町95-3 南館 3F)
 テーマ:『日本の科学者』7月号特集「「大学改革」の対抗軸は何か」
 担当:松田論文:左近/佐久間論文:鈴木/中嶋論文:細川
 連絡先:JSA京都支部 075-256-3132(Tel/Fax)
     jsa-kbranch3132あっとmbox.kyoto-inet.or.jp

**&aname(ev0722kyoto){京都支部共催・原発ゼロをめざす左京の会・第16回連続学習会}; [#x7d21f23]
 日時:7月22日(水)18:30〜20:30
 場所:京都教育文化センター205号室(京大病院前)
  テーマ1:「福島の現状と今最も伝えたいこと」福島敦子
  テーマ2:「使用済み核燃料をどうするか」小野英喜


**&aname(ev0719osaka){大阪支部・関西技術者研究者懇談会}; [#jf53c66e]
 日時:7月19日(日)14:00〜
 場所:場所:大阪・JSA大阪支部事務所(天神橋6丁目)
       (大阪市北区本庄東1-6-21大山第2ビル4階)
 内容:「大阪都構想・住民投票の結果分析」 国村 勝さん
    「イスラーム」山口進次さん
 連絡先:日本科学者会議大阪支部(06-6373-0051 Fax兼用)
     jsaoskあっとyahoo.co.jp



**&aname(ev0718shiga){滋賀支部・労働科学研究会}; [#xa40137a]
 日時:7月18日(土)13:30〜17:30
 会場:京都・龍谷大学深草学舎紫英館2F 大会議室
 京都市地下鉄くいな橋、京阪深草駅から徒歩約10分
 内容:
   1.原発被曝労働者の保護と労働安全衛生法
     講師:萬井隆令龍谷大学名誉教授
   2.原発労働者の労災はどのようにして認定されたか―個人情報開示資料か
     ら意外な事実が判明、今後に課題
     講師 朝倉宏 元兵庫県保険医協会事務局長、兵庫県生活と健康を守る
 会役員
 連絡先:滋賀支部・西山勝夫 katsunishiあっとoutlook.com

**&aname(ev0715osaka){大阪支部・哲学研究会 7月例会「デンマークの教育について」}; [#bddd867c]

 日時:7月15日(水)午後6時30分〜
 場所:大阪・JSA大阪支部事務所(天神橋6丁目)
       (大阪市北区本庄東1-6-21大山第2ビル4階)
 
 テーマ:「デンマークの教育について」
 講師:本庄孝子さん(阪南大学講師)
 
 講演概要:
  我が国の教育に種々問題点が見られます。
  デンマークにあっては、「国づくりは人づくり」という認識を持っている国民性。
  国家財政を支える生産性ある国民の育成が特徴です。高校中退者がスカイプ電 話の開発。
  小学生から学ぶ倫理、1〜2年生:どこから人間はきたのか、死んだらどうなるか、良いことと悪いこと、喜びと悲しみなど。3〜4年生:「公平と不公平」、 「富と貧富」「信仰と疑念」など。7〜9年生:なぜ人は生きるのか、自由とは、 生命の質とは、などと議論の中で深めていく。
  教室内で政治の話をして良い。例えば6年生に「町に高速道路は必要か?」の 課題を与える。
  生徒は先生から参考意見を聞くと共に、市会議員を呼んで高速道路の必要性の 賛否を聞くと共に議論する。小学生の段階から、このように具体的な議論を積み 重ねている。
  大学生は授業料が無料の上、生活費が支給される。つまり18才から独立して生 活をすることができる。労働時間、育児制度や休暇制度等についても触れる。
  消費税25%だが世界で最も国民間の信頼が高い国。日本が学ぶべき所がたくさ んあるのでは。
 
 連絡先:日本科学者会議大阪支部(06-6373-0051 Fax兼用)
     jsaoskあっとyahoo.co.jp 

**&aname(ev0715okinawa){沖縄支部・琉大分会 被爆・敗戦70年の夏に考える企画}; [#a26a28ee]


 7月15日(水) 18:15〜 琉大理学部105教室
 生協向かいの入口横の教室です
 
 堺 英二郎さん(前琉球大学理学部・物理学)
 琉球大学における平和教育の軌跡と意義
 『核の科学』30年の実践を振り返って
 
 講演者から: 『核の科学』は核問題を中心とする総合的な平和教育であり,その内容は,核反応,放射線,原子力発電など自然科学的基礎から,核兵器,基地 や世界戦略体勢など軍事論,平和と憲法など社会科学的論考,ヒロシマ・ナガサキ,オキナワなどの歴史,さらには,平和運動論まで広範にわたっています.真に平和な沖縄,日本,世界を実現したいと願う多くの担当教員の熱意に支えられて,1984年度に開設して以来現在まで継続しており,今年度までの受講者数は2800名以上になります.講演では,30年間にわたる『核の科学』の実践の歴史と成果について報告する予定です.(さかい えいじろう)
 
 * どなたでもご参加になれます。入場・資料は無料です。お誘い合わせの上お越し下さい。
 * 終了後、学内にて懇親会を行います(一般2千円程度・学生無料)。ご参加ください。
 
 開催趣旨
  沖縄は、核兵器の歴史と深い関係を持っています。沖縄戦によって建設された米軍基地は本土空襲の拠点となり、長崎に原爆を投下したB29爆撃機は、出撃したテニアン島に戻れず、沖縄に帰投しています。戦後、"The Keystone oh the Pacific"として基地の整備拡張がなされた沖縄は、核兵器と毒ガス兵器の大量配備をもって、冷戦態勢の最前線基地として「完成」を見ます。
  沖縄の復帰運動は、「核抜き・本土並み」をめざし、安保条約ではなく平和憲法をもつ日本だからこそ進められました。しかし、今、新基地建設で焦点となっている辺野古の弾薬庫には復帰後も核弾頭が置かれていたとされます。ホワイトビーチは今なお日本で三ヵ所だけの、米軍の原子力推進艦の基地です。同基地が支援する攻撃型原潜部隊は、核巡航ミサイル攻撃の任務を担ってきました。
  米軍占領下の沖縄では、原爆被爆者やビキニなどの核実験被爆者援護が十分に行えませんでした。また、琉大では、本土で初めて発刊された原爆被害の写真集を入手した学生が、これを知らせようと学外で原爆展を開いたことなどを理由に、学生の退学処分を行った(「第一次琉大事件」)痛苦の歴史を持っています。
  こうした沖縄に設置された総合大学たる琉大で、平和教育を、核についての教育を行おうと、JSAのメンバーをはじめ有志教員が集まって勉強会を重ね、教材を自ら整えて共通教育科目「核の科学」は始まりました。いま、その実践は30年を超え、プレテスト・ポストテストの学生の解答資料の蓄積は膨大なものとなっています。この貴重な成果や経験について、その中心メンバーであった堺英二郎さんにお話し頂きます。
  堺さんは、今春、琉大を定年退職され、現在福岡県在住。今回「核の科学」担当の非常勤講師として帰沖しました。退職当時から、「最終講義の代わりに話したい」と希望されていた講演です。皆さまご来聴下さい。
 
 日本科学者会議(JSA)沖縄支部 okinawaあっとjsa.gr.jp
 事務局:〒903-0213 琉大農学部森林保護研究室気付Tel./Fax.098-895-8794

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